原付免許取得体験記

きっかけ

夏休みもそろそろ終わりに差し掛かるころ、 この夏になにか「やったぞ」ってことをやっておきたくて、 「じゃあ、友達が普通免許を取得しようとしてるし、対抗して原付免許でも取るか」 となった。

じつは、ぜんぜん対抗になってない気もするが、 免許証が欲しいなとも思ったので実行に移すことにした。

試験勉強

そして思い立った次の日、原付免許の本を買ってきた。

節ごとに短いマンガが書かれていて、 そのあとにイラスト付の解説と確認のための問題がついているものを選ぶ。 途中で大学の集中講義などもあったので、 読まない日もあったが5日ほどで一通り通った。

ここで、長年の疑問が晴れた。

道路に書かれたひし形の標示は、 「この先横断歩道(自転車横断帯あり」という意味だったのか!

知らなかったぁ。

他にも、結構いろいろ知らないことがあって知的好奇心は結構満たされた。

原付免許(むしろ、道路交通法)、あなどれない。

徒歩や自転車で道路を日ごろから使うのだから道路交通法は意外と重要な法律ですよ。

運転免許試験場へ

いよいよ、試験。

2日前くらいから巻末についていた模擬試験3回分を解いて、 間違ったところを確認してきました。

用意したものは本籍記載の 住民票、写真、学生証、ボールペン、シャープペンシル、鉛筆、消しゴム。

あと、お金。7450円+交通費

実際にはボールペンと鉛筆は使わなかったし、 鉛筆と消しゴムは貸してもくれるようでした。(府中試験場)

さて、試験場に出発です。 午前の試験では9:05までに身体検査を受けなければいけないので、 8:30位に着くようにバスに乗ることにしました。

ところで、今回は普通免許を取る友達と一緒に行きます。

ふたりで、バス停で待ち合わせということにしたのですが、 地図で確認したところには反対向きのバス停しかないのです。

さらに、それらしいバスが行ってしまったのであせりました。

午前の試験はあきらめつつ、暇なので次のバス停まで歩くことに。

しかし、交差点を曲がってしばらくしたところにバス停発見! さらにそこにとまっているバス発見!

走れ!

何とか間に合ったのでした。

絶対わからないって、こんなところにあったら・・・。

試験場で

試験場に着きました。その日は雨だったのですが、結構込んでいました。

これからすることがさっぱりわからないので、 入り口付近にいた職員に話しかけました。

そのひとが私とは別の人に指示したことに反応してあわててとめられたりしましたが、 原付の試験を受けたいと伝えたら、もっていた申請書をもらいました。

申請書を書き上げ、証紙を買いに行きます。

窓口の人に申請書を見せたら、3400円を請求されました。 そのうち、半分くらいの証紙はその場で申請書の裏に貼られました。 残りは、「受かったら必要になるからね」といって渡されました。

そこの窓口の人に指示を受け、身体検査を受けに行きました。 実際には視力検査だけでした。

そこで、申請書の書き忘れを発見して列を並びなおし、 ぎりぎりの9時過ぎに検査を済ませて、 流れ作業のような指示を受けて試験の申請に行きます。

窓口では、「無免許で捕まったことは無いか」とか「昼過ぎまでかかるけど平気か」とか 「受かったら6千円くらいかかるけど平気か(注:実際には先に買った証紙の残りがあるので、 講習費の4050円)」とかきかれてから、受験票をもらう。

いざ、試験へ。

マークシート

試験が近づくにつれて、だんだん緊張してきました。

大学の試験より緊張しました。

幸い、迷うことはあまり無くマークできましたが、 見直しで結構引っかかっている事に気づく。

見直しは必要です。

あと、問題用紙は使いまわしなので、書き込むと失格になるようなので注意。

時間いっぱいまで見直ししました。

これだけ本気になったのは、入試以来か。

発表まで30分ほどは内心落ち着かないまますごしました。

そのとき周りをよく見たら、高校の制服らしきものを着た人も何人かいました。

君たち、学校は??まあ、気にしないことにします。

そして、ついに発表です。

やりました!番号がありました。合格です。

正直にうれしかったです。

原付免許の合格率は3割ほどだそうですが、今回は30人中28人合格。

申請書に残りの証紙を貼った後、講習代の4050円分の証紙を買います。

そして、講習へ。

講習

講習を受けるところまで連れて行かれました。

雨が降っていたので、雨具を着てから、ヘルメットをかぶります。

基本操作を教わった後、いよいよ実際に乗ることになりました。

乗るのはスクーター型の原付です。

まず、エンジンのかけ方。左手でブレーキを握り、 キーをまわして、スイッチを押す。

あっさりとエンジンはかかりました。

次にスタンドをあげたままアクセルを回します。

はじめは、音にもビビリました。

そして、運転です。

いや、もう、 はじめはエンジンがどれくらいの力があるかとかわからないから結構怖いです。

はじめに、同じところを行ったりきたりして、なれたところで、 コースに出ます。

コースに出ても、感覚をつかむのにせいいっぱい。 ウインカー出しっぱなし。 でも少しなれてきたころに「あ、結構楽しいかも」と思いました。 でも、やっぱりウインカーはタイミングがわかりにくかったです。 慣れの問題だと思いますが。

基本は、合図は早めに出して、行為が終わったらすぐにやめる。 とまるとき以外はブレーキをかけない。

だそうです。

いがいとエンジンブレーキというのは効くもので、 減速はアクセルを戻すだけで結構できます。

さすがに、急な坂道などはブレーキをかける必要がありましたが、 そのときも、握ってすぐ離す、というようにかけろといわれました。

その後は、教室にもどって講習を受けます。口頭と、ビデオです。

みなさん、交通ルールは守りましょう。これが、一番大切です。

免許証発行

さて、免許証の発行です。

偶然にも、一緒に来た友達の前に座っていました(気づかなかった・・・)。

友達もめでたく試験に通ったようです。

結構待たされましたが、免許証、ついにゲット。

いや、手に入れたときはホントに嬉しい瞬間でした。

あ、襟が曲がってる!

記 2004/9/29

それから13年が経過し・・・、

教習所に通って原付二種免許を取得しました。

「原付二種免許取得体験記」